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Windows 11を買ったら
最初にやること8選

難しい設定を全部する必要はありません。安全に使うための順番と、回復ドライブ・BitLockerで迷わない判断基準をまとめました。

新しいノートパソコンを設定している様子
最初に結論

まず更新、回復キー、バックアップ。この3つが最優先です。

BitLockerは通常、解除しなくて大丈夫です。先に回復キーを確認して安全な場所へ保存しましょう。回復ドライブも作っておくと、Windowsが起動しないときの助けになります。

この記事が向いている人

  • Windows 11の新品・中古パソコンを購入した方
  • 初期設定をどこまで行えばよいか分からない方
  • 修理やSSD交換の前に準備したい方
FIRST CHECK

最初に行う8項目

上から順番に進めれば大丈夫です。「必要な人」「後日でもOK」は急いで終わらせなくても問題ありません。

1Windows Updateを最後まで行う設定 → Windows Update。再起動後にもう一度確認します。最優先
2MicrosoftアカウントとPINを確認するメールアドレス、パスワード、回復方法を確認します。最優先
3BitLockerの状態と回復キーを確認する暗号化を切る前に、48桁の回復キーを保存します。最優先
4回復ドライブを作成するトラブル時にWindowsを修復するUSBを用意します。強く推奨
5写真・書類のバックアップを決めるOneDriveや外付けドライブにも保存します。最優先
6メーカー提供の更新を確認するメーカーの更新アプリを使い、電源につないで行います。推奨
7Officeと周辺機器を設定するOfficeの認証、プリンター、ブラウザーを確認します。必要な人
8通知・不要アプリ・プライバシーを整理する分からないシステムアプリは削除せず、そのままにします。後日でもOK
ポイント更新中は電源を切らず、ノートPCは電源アダプターにつないでください。
RECOVERY DRIVE

回復ドライブは作ったほうがよい?

はい。できれば初期設定とWindows Updateが終わった後に作成しましょう。 Windowsが起動しないときに、修復や初期化を行うための「お守り」になるUSBです。

用意するもの
  • 32GB以上の空のUSBメモリ
  • 電源アダプター
  • 作業時間の余裕(環境により長くかかります)

作成手順

  1. USBの中身を確認作成時にUSB内のデータはすべて消去されます。必要なファイルは先に移してください。
  2. 「回復ドライブ」を検索スタートの検索欄に「回復ドライブ」と入力し、「回復ドライブの作成」を開きます。
  3. システムファイルを含める「システム ファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックを入れて進みます。
  4. 作成するUSBを選ぶ別のUSBや外付けHDDを間違えて選ばないよう、容量と名前を確認します。
  5. ラベルを付けて保管「○○PC 回復ドライブ・作成日」と書き、普段はPCから抜いて安全な場所へ保管します。
大切な注意

回復ドライブには写真、書類、メールなどの個人データは入りません。個人データは別にバックアップしてください。また、回復操作を行うとデータが消える場合があるため、実際の復旧時は画面をよく確認してください。

BITLOCKER

BitLockerは解除したほうがよい?

一般の方は、原則として解除しないことをおすすめします。 BitLocker(またはデバイスの暗号化)は、パソコンの紛失・盗難時に中のデータを読まれにくくする機能です。Windows Homeでも「デバイスの暗号化」として自動的に有効になる機種があります。

おすすめ

有効のまま使う

持ち運ぶノートPC、仕事用PC、個人情報や写真を保存するPCに向いています。

先に必ず

回復キーを保存する

48桁の回復キーをMicrosoftアカウントなどで確認し、紙や別の安全な場所にも控えます。

回復キーの確認方法

  1. 暗号化の状態を確認設定で「デバイスの暗号化」を検索します。Pro版はスタートで「BitLockerの管理」も検索できます。
  2. Microsoftアカウントを確認Microsoftの回復キー確認ページを開き、対象PCのキーIDと一致する48桁の番号を確認します。
  3. 2か所へ保管Microsoftアカウントだけでなく、印刷した紙や安全なUSBなど、PC本体とは別の場所にも保存します。
Microsoftも失ったキーを再発行できません

回復キーが必要な状態で見つからないと、保存データへアクセスできなくなる場合があります。解除を考える前に、まずキーの有無を確認してください。

解除を検討してもよいケース

  • 暗号化に対応しない古いバックアップ・復元ソフトを使う
  • 回復キーを管理できず、データ保護より復旧のしやすさを優先する
  • 専門家から、特定の修理・データ復旧のため一時的に必要だと案内された

ただし、解除すると紛失・盗難時の保護が弱くなります。会社・学校のPCは管理者の設定があるため、自分で解除しないでください。

修理・BIOS更新前回復キーを確認し、メーカーの指示がある場合は「完全な解除」ではなく「保護の中断」を使います。作業後は保護が再開されているか確認しましょう。
BACKUP

回復ドライブだけでは足りません

回復ドライブ

Windowsが起動しないときの修復・初期化用。個人の写真や書類は保存されません。

個人データのバックアップ

写真・書類・デスクトップなどを守るもの。OneDrive、Windowsバックアップ、外付けドライブなどを使います。

大切なデータは「パソコンの中だけ」に置かず、クラウドか外付けドライブにもコピーしてください。外付けドライブはバックアップ後に抜いて保管すると、故障やランサムウェアへの備えになります。

FINAL CHECK

ここまで終われば安心です

  • Windows Updateを再確認した
  • BitLocker回復キーをPC以外の場所にも保存した
  • 回復ドライブを作り、日付とPC名を書いた
  • 写真・書類のバックアップ先を決めた
  • Microsoftアカウントの回復用メール・電話番号を確認した
6

Microsoftアカウントで、つまずきやすい場所

Windows 11の初期設定で最も相談が多いのがこの部分です。仕組みを一度理解しておくと、あとで困りません。

Microsoftアカウントは、メールアドレスとパスワードで管理される「Windowsの入り口の鍵」です。ここで設定したパスワードは、パソコン本体ではなくMicrosoftのサーバー側に記録されます。つまりパソコンを初期化しても、このパスワードは変わりません

つまずく場面実際に起きること対処
アカウントを新規に作った控えを取らず、次回のサインインで詰まるメールアドレスとパスワードを紙に書いて保管
家族のアカウントで設定した使う人と持ち主が食い違い、購入履歴が混ざる使う人自身のアカウントで設定し直す
PINを設定したPINとパスワードの区別がつかなくなるPINはこのPC専用の暗証番号。パスワードは共通の鍵
二段階認証を有効にした機種変更したスマホで認証できない回復用コードを印刷して保管しておく

PINとパスワードの違いは特に混乱します。PINは「そのパソコンでだけ通用する暗証番号」で、盗まれても他では使えません。パスワードは「どの端末からでも使える鍵」です。普段の起動にはPINを使い、パスワードは大事にしまっておく、という使い分けが正解です。

パスワードの控えは、パソコンの中に保存しないでください。

パソコンが起動しなくなったときに、そのパソコンの中にあるメモは読めません。紙に書いて別の場所に保管するか、スマートフォンのパスワード管理機能に入れてください。「デスクトップにテキストファイルで置いていた」という例が、いちばん困ります。

7

使わないものを整理しておく

買ったばかりのパソコンには、体験版や販売店向けのソフトが入っています。放っておくと、警告や広告を出し続けます。最初のうちに整理しておくと、その後の動作も軽くなります。

  • 体験版のセキュリティソフト:期限が切れると警告が出続けます。Windows標準の機能を使うなら削除して構いません(削除するとWindows セキュリティが自動で有効になります)
  • 販売店独自のサポートソフト:使う予定がなければ削除できます
  • スタートアップに入っているアプリ:設定 → アプリ → スタートアップ、から、起動時に立ち上がるアプリを減らせます
  • 通知の設定:設定 → システム → 通知、から不要なアプリの通知を切ります

削除の手順は、設定 → アプリ → インストールされているアプリ、から行います。メーカー名が付いたドライバー関連のソフト(グラフィック、タッチパッド、電源管理など)は削除しないでください。機能が使えなくなります。

よくある質問

Q. インターネットにつながないまま設定できますか

Windows 11の家庭向けは、初期設定でインターネット接続とMicrosoftアカウントを求められます。回避手順もありますが、更新もセキュリティ機能も使えないため、素直につないで設定するのが安全です。

Q. 前のパソコンのデータは、どうやって移しますか

外付けHDDやUSBメモリにコピーして移すのが確実です。クラウドで同期している場合は、同じアカウントでサインインすれば自動的に戻ります。メールと業務ソフトのデータは、ソフトごとに書き出し手順が異なるので個別に確認してください。

Q. 初期設定はお店に頼んだほうがよいですか

ご自身でできる方は不要です。ただし、前のパソコンからのデータ移行、複合機やプリンターの接続、業務ソフトの再インストールが絡む場合は、時間と失敗のリスクを考えると依頼する価値があります。

Q. 「デバイスの暗号化」はオンのままでよいですか

持ち歩くノートパソコンならオンのままを推奨します。紛失時に中身を読まれません。ただし回復キーを必ず控えておいてください。控えがないと、ある日突然、自分のパソコンに入れなくなります。詳しくは上のBitLockerの項目を確認してください。

PC TERRACE’S NOTE

「BitLockerを切る」より「回復できる準備」を

暗号化はデータを守る大切な機能です。初期設定では無理に解除せず、回復キーと回復ドライブ、個人データのバックアップをそろえる。この3点が、トラブルに強いパソコンへの近道です。

参考・公式情報

手順と判断基準は、Microsoft「デバイスの暗号化」BitLocker回復キーのバックアップWindowsのバックアップと回復を確認し、初心者向けに整理しています。あわせて、ドスパラ、note、パソコン教室わかるとできるの記事を構成の参考にしました。

この記事について

PC Terrace編集部が作成し、内容を確認しています。特定のメーカーや販売店に偏らない編集方針で運営しています。方針と運営者情報はPC Terraceとはをご覧ください。

設定を手伝ってほしいときの、相談先

パソコンの出張サポート(パソコンショップエムズ)
ご自宅・事務所に伺って、その場で設定します。名古屋市とその周辺に対応しています。